【論理的思考ができない時に】ロジカルシンキングのコツと体験談!
みなさんこんにちは!
サラリーマンブロガーのひでたにです!
わたしはサラリーマンになって10年が経ちますが、上司から言われた事で苦い経験や辛い経験をたくさんしてきました。
中でも辛かったのが、
『君が言っていることは全然ロジカルじゃない、もっと論理的に話してくれ』
です。
自分のこれまでの発言全てが否定された気持ちになりました。
論理的ってなんなんだよ。。
ということで、ひでたにはその日のうちに本屋で論理的な考え方について解説されている本を物色。
そして1冊の本から学んだ論理的思考の使い方を実践し続けています。
仕事がうまくいってない時、それは論理的な考え方がうまくできていない事が原因の1つかもしれません!
あなたは論理的思考について説明できますか??
お前はどうなのかって?
私は簡単になら説明できるようになってきました。それが以下の内容です。
論理的な考え方について
論理的思考とは
ロジカルシンキングと言う場合もあるかもしれません。
答えは他にもあるかもしれませんが、「物事に対して筋道を立てて考えること」です。
基本的に義務教育の過程では教わらないですよね?
数学の証明問題が近いものにあたると思いますが、私はただ暗記してテストに臨んでいました。笑
仕事がデキる人とデキない人の違い
仕事が”デキる人”と”デキない人”の違いとしてたくさんの要素があるかと思いますが、1つの要素として論理的な考え方ができる人かどうかが挙げられると感じています。
事実、ひでたにも仕事をしていく中で、下記のような経験があります。
◆上司Aの場合
ひでたに、X社様設備のシステム設定を「2」から「1」に今すぐ変更してくれ!
あの・・・X社様のシステム設定は設計書通り「2」にしていますが設計部門の誤りということですか?
監視部門のCさんが「1」じゃないかと言っている、Cさんは今まで間違った事を言った事がないんだぞ!
えぇ...
◆上司Bの場合
ひでたに、監視部門からXシステムの設定が「1」じゃないかと言われている、今すぐ設計書の再確認と設計部門へ確認してほしい!
分かりました!
皆さんならどちらの上司と仕事したいですか?
ちなみに、この話の結末ですが、設計部門のミスでもなく、私の設定ミスでもなく、C社様のシステム設定は「2」で合っていました。
監視部門Cさんが「他社様設備の設定と違う珍しい設定だったので確認してきた」というだけの話でした。。。
(なお、上司Aさんと上司Bさんは仲が悪いです・・・笑)
仕事をする上でうまくいかなかったり、どこか腑に落ちなかったりするのは論理的な考え方が抜けているからかもしれませんね。
私が10年間サラリーマンとして色々な人と仕事をしてきて感じた事として
仕事が出来る人の共通点は「論理的な考え方ができる人」だと思います。
(もちろん、それだけではないので一概には言えませんが。。)
基本的な3つの手法
それでは早速、論理的な考え方をする上での3つの具体的手法を紹介していきます。
それぞれシーンに合わせて手法を使い分けながら実践していくのがポイントです!
提案するなら三角ロジックを用いる!
まず何かを提案する上で欠かせないのが主張とデータ、論拠を結びつけることです。
これを「三角ロジック」と呼びます。
イメージとしては三角の頂点に主張が、底辺の左右にデータと論拠があります。
三角ロジックにおけるそれぞれの言葉の定義は以下の通りです。
【論拠】・・・常識だったり誰もが認める傾向などの理由。
【データ】・・・主張を裏付けるための統計や数値などの事実。
参考になるか分かりませんが、以前ひでたにが上司から組み立て式機材の研修インストラクタを命じられた時の話です。
カリキュラムを構成する上で「実機を研修生に一から組み立ててもらいサービスを体感してもらう時間を組み入れたい」という提案をしました。(主張)
なぜなら前回の研修後アンケートを見てみると「よく分からなかった」、「分からなかった」と回答した人が5割以上で、理由を見ると『話を聞くだけではイメージしづらかった』とありました。
私がかつてインストラクターをした別の研修では見て、聞いて、触ってを意識した研修を行い、9割以上が「よく分かった」と回答してくれていたからです。(データ)
さらに人は話を聞くだけでは十分な情報を得ることができない(論拠)ため、聞くだけでなく目で見て、実際に組み立てることによって触ってもらい理解を深めて欲しかったからです。
当然私の提案は受け入れられました!
結果として研修後のアンケートでは、ほぼ全員(10名でしたけど。笑)が「よく分かった」と回答してくれました!
何かを提案する時は三角ロジックで「主張」を「論拠」と「データ」で下支えしましょう!
計画するなら5W2Hを!
「5W2H」は計画に対する抜け目をなくすことができ、論理的な話をすることができます。
こちらについては有名なのでご存知の方も多いんじゃないでしょうか?
一応おさらいです。
Why:なぜ、どうして
When:いつ
Who:誰が、誰と
Wherer:どこで、どこに
How:どうやって、どうすれば
How much:いくらで
意外にこれが出来てない同僚がたくさんいます。(大丈夫かウチの会社、、、)
逆に、出来ている同僚は慕ってくれる後輩がたくさんいたり、周りからの信頼も厚いです。
参考までにビジネスシーンではないですが、今ひでたにが欲しいと思っている「車用のジュニアシート」を5W2Hで計画してみます!
What :ジュニアシートを買いたい Why:子供が大きくなってきたのでチャイルドシートと交換したい When:今度の週末 Who:家族で Wherer:トイザらスで How:店舗で実物をチェックして How much:1万円以内で
どうでしょうか。
ちゃんと計画性があるので今週末にはベストなジュニアシートが買えそうじゃないですか?
何かを計画する時は5W2Hを活用して抜け目なく計画を立てましょう!
新しい事を始めるならMECEで全体を把握!
論理的思考を展開をする上で検討漏れやダブっていることが見つかるとそれまでの成果が足元から崩れ落ちてしまいます。
検討漏れやダブりがないことを「MECE(読み:ミッシーMutually Exclusive Collectively Exhaustive)」と言います。
ミッシーを考える時のコツは反対のことを考えることです。
「表と裏」、「夏と冬」、「質と量」
例えば、
『この新企画商品であるアイスコーヒーはカフェインレスなので暑い夏に何杯でも飲めるスッキリとした味わいになっています!』
というプレゼンをしたとします。
当然、『冬はどうするの?』とツッコミが入りますよね。
ミッシーを意識しておけば事前に全体像を把握しておくことでリスクに対応できたり逆転の発想を思いついたりすることができます。
1つ注意点として、”ミッシーは完璧にこだわる必要はありません。”
こんなもんかな?くらいで大丈夫なんだそうです。
ミッシーに時間をかけ過ぎるのは本末転倒なので「これ以上思い浮かばない…」となればミッシーは完成!
ってことにしましょう!
注意すべき事項
決して論理厨にならないように!
以上、3つの基本的な論理的思考スキルをご紹介してきましたが、これらは友達や恋人、家族に使う必要はありません。
例えば付き合いたての恋人から『今度美味しいイタリアン食べに行こうよ!』と言われた時に、あなたが
『なんで?』
『今度っていつ?』
『2人で行くの?』
『何が美味しいの?』
『どうやっていくの?』
『値段は高いの?安いの?』
なんて言った日には恋人はどんな気分になるでしょうか?
恐らく二人は長続きしないのでは。。。笑
それよりも、
いいね、行こう!
と言ってくれる恋人のほうが断然良いですよね。
ビジネスシーン以外ではなるべく論理的思考は封印し、論理厨にならないように注意しましょう!
論理的思考ができても全てがうまくいくわけではない
1人で黙々と考え、1人で実行することであればそれなりの効果があるかもしれません。
しかし他人への説得や組織への説得となると、プレゼンスキル、コミュニケーションスキル、企画スキル、発想力などさまざまなスキルも関係してきます。
上記スキルに論理的思考が組み合わさることで最高の能力が発揮できるようになると思うんです。
なので、論理的思考ができれば全てがうまくいく!と勘違いしないように気をつけましょう!
最後に
まとめ
いかがでしたでしょうか?
実はわたし自身、未だに完璧に論理的思考を実行できているわけではありません。
でも日々意識して実践することで、以前と比べて取引先との交渉や社内部門間での依頼事項など、仕事がやりやすくなったと感じています。
今日から使える基本的な論理的思考スキル3つを意識しながら仕事をしてみてくださいね!
・5W2H(計画に!)
・MECE(新規事項に!)
論理的な思考は日々実践を繰り返すことで自ずと身についていくはずです!
自然とできるようになったら次のスキルを身につけて仕事がうまくいくように自分を成長させていきましょう!
ひでたにが基本的手法を身につけることができた1冊の本はコチラ。
興味があればぜひ!
以上、ひでたにでした!
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